[ February - 2007 ]


---------- 目 次 ----------
ごあいさつ
今月のお花つれづれ
〜【 雪になったバレンタイン 】〜
Ellie の2月のアレンジメント
〜【 紫の蘭と白いゆりと 】〜
Ellieのつれづれ日記 - 今月の思い出話
〜【 マザーテレサの言葉の巻 】〜
編集後記
お知らせ

ごあいさつ

いやー、寒い2 月でした、NYは。

どうやら、1890年??以来の寒い 2月ということで、(ごめんなさい、数字が覚えられない私なので、うろ覚えの年数ですが、確かそのくらい前だったような。。。)とにかく、すんごく寒かった!

連日、最高気温が0 ℃にならず、マイナス10度とか平気でなるの。

外出には、ぐるぐる巻きのマフラーに、帽子をすっぽりかぶって・・・1年に何回かこういう寒さがありますが、こんなに続くと、ため息です。

でも、地球温暖化を騒いでいるなか、しょうがないや、と冬に文句も言ってられない気持ちもあります。

だって、テレビで見たけど、氷河が溶けて、今に沈没する島もあるそうで。。。

子供の子供の時代なんて、どうなっているのでしょうか。。。

しかし、たった1時期、ある地域が代表して寒いというのは、他の暖かい場所の分、頑張っているような。。。そんな気分になる NYの寒さでした。

2月末、ようやく最高気温が0℃を上回りました。

今月のお花つれづれ

【 雪になったバレンタイン 】

今年のバレンタインの日は、 NYでは雪になりました。雪というより、ひょうだったようです。

私は、お花の仕入れもキャンセルして、温かいおうちでぬくぬくとインターネットなんかしていたから、なんと幸せなこと。。。

その週のお教室もすべてキャンセルにしました。だって、学校が休みになったくらいですもの。

しかし、朝からバレンタインのお花の注文で電話がじゃん、じゃんなりますもので、うるさいのでもう出ないでメッセージだけにしました。

せっぱつまった声で、バラのオーダーが入るんですよ。

私は、お店をやっているわけではないのですが、ある時期に、イエローページに、フラワーアレンジメントのカテゴリーに掲載したところ、どうやらフローリストと間違えられるようです。

でも、この日は冷たい雪が路面で凍結するので、相当事故もあったようです。

結局、花やもオーダーを受けても配達する人も手配できず、あちこち車でも容易にまわれずで、とんでもない損失がでたバレンタインとなったようです。

ちまたのお店の売れ残りで、アフターバレンタインの花の叩き売りが見られました。

そうですよね、お店をやっているとこういうリスクはあります。

でも、一番の稼ぎどきは、母の日。そして、 2番目がバレンタインということです。

ですから、どの花やも今度の母の日への期待は、さぞかし大きいことでしょう。


Ellie の2月のアレンジメント

【 紫の蘭と白いゆりと 】

ゴージャスな紫の蘭と白いゆりを、プロ科の花材にしました。

そのとき、白いゆりが2 本あまったから、私も活けることにしました。

そして、なんと紫の蘭は、プレゼントというか、ラッキーにもフリーでもらったというか。。。

その日、他の花材との兼ね合いで、どうしてもその濃い紫色の蘭を手に入れることにしましたが、どうも、みたところ、花の状態がいまいち。

そこで、私をいつも担当してくれる花の問屋さんの、サムに頼みました。

「ねぇ、どうしてもこの色の蘭がほしいんだけど、他にないの?ないなら安くして。お願い」と。

そうしたら、もちろんOK です。

そして、いつもの値段で倍の花をくれました。というか、その2束のうちから、適当にいいものを使えばいい、ということで、話がまとまりました。

家に帰って、早速水切りをして、水をおげたら、けっこう駄目かなと思っていた分の茎が回復し、次の日にはぴんぴんしてきました。

さすがに高いだけある蘭ですね。もとをとりました。

そこで、少しは私の分の蘭もあるということで、ラッキー!

とても得したお花で、2 月の寒さもなんのそのでした。。。

センターピースが食卓テーブルにいつもあると、みとれちゃいますよ。

それで食べるのを忘れて、ダイエットに結びついたら、いうことなしなんですけど、ね!


Ellieのつれづれ日記− 今月の思い出話

【 マザーテレサの言葉の巻 】

バレンタインの2 月14日に、友だちのH美ちゃんから、ポンとこのメッセージが受信箱に届けられました。

題は、「ハッピー、バレンタイン!」

マザーテレサの言葉

人は、理性的でなく論理的でなく自己中心的です。
そんなことは問題ではありません。
愛しなさい。

良いことをしても、エゴだと非難されるでしょう。
そんなことは問題ではありません。
良いことをしなさい。

あなたの夢が実現すると、裏切る友や本当の敵に会うでしょう。
そんなことは問題ではありません。
夢を実現しなさい。

あなたがする良いことは、明日には忘れられるでしょう。
そんなことは問題ではありません。
良いことをしなさい。

正直で誠実なことがあなたを傷つけやすくします。
そんなことは問題ではありません。
正直で誠実でありなさい。

あなたが何年もかかって築いたものが一瞬で壊されるかもしれません。
そんなことは問題ではありません。
築きなさい。

あなたが人々に援助をすると、その人々は腹をたてるかもしれません。
そんなことは問題ではありません。
人々を援助しなさい。

あなたの最善を世界につくしなさい。世界はあなたを蹴り飛ばします。
そんなことは問題ではありません。
最善をつくしなさい。


どうでしょう。とても勇気づけられる言葉だと思いませんか?

何度もでてくる、「そんなことは問題ではありません」。

そうなんです。気にするのは、「自分だけ」なんです。 自分が気にしない!という選択をすれば、それで済むことが多いと思います。

ちょっと振り向くと、世の中不平不満だらけです。どうしても、マイナスに目がいってしまうということでしょう。そして、「自分」が中心になり、自分のことで精一杯になってしまいがちです。

自分は、こんなに頑張っているのに。。。とか、 こんなにあの人につくしているのに、ちっともわかってくれない。。。とか、 これだけやったんだから、こうなるのが当たり前なのに。。。とか、 なんとかかんとか。。。いろいろありますよね。

自分の気持ちに正直に、正しいと思うことをしなさい、ということでしょう。

マザーテレサの言葉、 「そんなことは問題ではありません」。

この言葉に今、ピンと来る方は、ラッキーですよ。だって、もう周りに振り回されなくてもよいということが、わかったのですから。

周りがいくら「心配しているのよ」と言って、気にしてくれるようでも、その人がくるっと後ろを振り向けば、もう自分自身の日常の世界に戻ってしまうものです。

「あら、今晩のおかず、何にしようかしら。。。」なんてね。

バレンタインに、とっても素敵な言葉がプレゼントされました。 嬉しい限りです。

ちなみに、マザーテレサのことは、わかっているようできちんと理解していなかったので、ちょっとヤフーって見ました!

マザーテレサは、1910 年生まれで、1997年に亡くなられました。生涯を通して、貧しい人たちへの無償の奉仕が認められ、世界的な平和活動へと発展していくきっかけを作りました。

-[ 出典 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から。]-

インド政府の協力でヒンドゥー教の廃寺院をゆずりうけたテレサは「 死を待つ人々の家 」というホスピス施設を開設した。

以降、ホスピスや児童養護施設を開設していくが、ケアする相手の状態や宗派を問わないマザー・テレサたちの活動は世界から関心を持たれ、多くの援助が集まった。

1971年、 パウロ6世は自らが制定した勲章「教皇ヨハネ23世平和章」の最初の受章者としてマザー・テレサを選んだ。

これを皮切りに多くの賞がテレサに与えられることになる。

ケネディー賞( 1971年)、シュバイツァー国際賞(1975年)、アメリカ合衆国大統領賞(1985年)、アメリカ上院議会金賞(1994年)、アメリカ合衆国名誉市民権( 1996年)、これらにくわえて数多くの大学の名誉学位を受けた。

こういった賞の中でもっとも有名なものはもちろん 1979年に受けたノーベル平和賞であろう。

この詩は、マザーテレサが、インドのカルカッタで書いたものらしいです。

ところで、アメリカのバレンタインは、もちろん男性から女性への愛の告白が表立っていますが、子供たちの学校では、「日ごろお世話になっている方へ、きちんと愛情を表現する日」と教えています。

これはとてもよいことで、子供たちは、先生に何か小さなプレゼントをしたり、近所のお世話になっているおじさん、おばさんにカードをあげたり、些細なことでも、きちんと気持ちを現すということは、とても大切だと学びます。

これって、最高! 自然と文化から学び取る知恵というのは、すばらしいですね。

ですから、バレンタインのサプライズとして、 H美ちゃんからプレゼントされたのも、意味があるんですね。こういう想いの込められた小さなプレゼントって、ステキだと思います。

さりげなく、そして、やさしく。。。 ほっとする言葉をいただき、皆さんにシェアー(分かち合うという意味)してみたくなりました。

編集後記

3月始めに、沖縄に行って、エリーのお花のセミナーをしてきます。

今、沖縄は夏みたいだそうで、、、短パンと半そでシャツを持ってくるように、言われました。

今、外気温がマイナス5 度の真冬のNYでそれを聞くと、「うっそー!」の世界ですね。

とっても楽しみです。来月にご報告できると思います!

それでは、皆様、また来月まで、ごきげんよう。

皆さん、私にメールくださいね。励みになりますので。よろしく!

お知らせ

☆ 今月号のニュースレターはいかがでしたでしょうか。ご意見、ご感想、ご要望をお待ちしております。今後の発行の参考にさせていただきますので、ぜひお声を寄せてください。

☆ 12/19/03号からNYジャピオンにフラワースクールの広告を載せ始めました。現在は、毎月の第2と第4週目のNYジャピオンに広告掲載しています。

☆ 2003年の6月にEllieのアレンジメント教室、Ellie’s New York Floral Designを開校しました。月に1回の「季節の花」を活けるクラスも新設しました。初心者からプロになりたい方まで指導する教室です。現在は、マンハッタンの新スペースにて、金曜の午前と午後クラス、木曜の夜クラスも併せて開校しました。ご興味のある方は、こちらからどうぞ。

《発行人》Ellie Grace Toda
《発行元》Ellie's New York Inc.
《ホームページ》http://elliesny.com 日本語のページ
《お問い合わせ》flower@elliesny.com

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        Ellie Grace Toda
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