[ September - 2005 ]
---------- 目 次 ----------
ごあいさつ
今月のお花つれづれ
〜【ハリケーン・カトリーナの花やへの影響】〜
Ellie の9月のアレンジメント
〜【Advertising Weekの花】〜
Ellieのつれづれ日記 - 今月の思い出話
〜【ガラクタと風水の巻】〜
編集後記
お知らせ

ごあいさつ

新学期が始まったと思ったら、もう9月も終わり。

10月以降になると、ハローウィーンや感謝祭、そしてクリスマスと、アメリカの大イベントが、タ、タ、ターっと続きます。

そうなると、あっという間に師走、となります。

今年は、それぞれのイベントごとに、単発セミナーを開催する予定です。かわいくって、楽しくって、季節を満喫できるようなセミナーを企画しました。

ご興味の方、ご連絡ください。

それから、以前から約束して、予告していたお花のブログですが、とうとうアップできました。

イベントのご案内も、私がチャカチャカとキーボードを打って、サイトにアップできるようになるとは・・・・。

まだまだ未完成な部分がありますが、どうぞ時々見てください。だんだん上手になる予定ではありますから。

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今月のお花つれづれ

【ハリケーン・カトリーナの花やへの影響】

8月下旬に、ハリケーン・カトリーナという強い台風が、アメリカ南部を襲い、壊滅的な打撃を与えました。その影響は、もちろん、私たちのガソリンにすぐにはねかったのはわかりますが、花やたちにとっても、大変な状況を引き起こしました。

フローリスト・リビューという花の雑誌によると、ハリケーン・カトリーナが襲ったルイジアナ州、ミシシッピ州、そしてアラバマ州の多くの花やが水に埋もれた、と。

そこで、それぞれの州の花やの協会が、全米の花やの組合などに対して、献金を呼びかけ、なんとか助けようとしていることがわかりました。

ルイジアナ州では、まだ連絡がつかない花やたちが、まだまだいるそうです。その花やの協会に入っている、いないにかかわらず、みんなで助け合おうという精神で、あちこちの州の花やたちから、求人の告知をしたそうです。そして、寝るところも斡旋しています。

ミシシッピ州での花やの問題は、風による被害と停電によって、営業できないところが多くあるそうです。花やには、水だけではなく、花をフレッシュに保つための花用の冷蔵庫が必要なわけで、それが使えないと営業が困難でしょう。

私にも、ある人から譲られた、古い、古い冷蔵庫がありますが、これが花のためには大活躍。絶対に必需品です。

しかし、花やは、その他のビジネスよりも復興が遅れることでしょう。花は、別になくても命に別状があるわけでもなく、生活に支障をきたすものではないから、プライオリティとしては、かなり後になりますよね。

花は、ゆとりとやすらぎがあって初めて鑑賞されるものであって、生活苦の中からは生まれてきません。

本当に一日も早い街の復興を願い、一日も早く犠牲になったひとたちの心にやすらぎが生まれますように、と祈るばかりです。

Ellie の9月のアレンジメント

【Advertising Weekの花】

9月26日、月曜に、あるイベント会社から依頼があり、Advertising Weekのイベントに花を活けて欲しいと。

“Advertising Week”とは、いったい何なのか?未だに、私にとっては理解できていないのですが、要するに、この1年間でどのカンパニーのコマーシャルのキャラクターや用語が一番ウケたか、と競いがあったそうです。

それが、Yahooが後ろ盾になり、サイトによる投票の結果、どれが一番クリック率が高かったか・・・。らしい、です。

それは、マンハッタンのミッドタウン、マディソン街の49丁目の野外に舞台が設けられ、そこでノミネートされた会社のシンボルたちが舞台にあがり、表彰され、といった形で行われました。たくさんの報道陣たちが集まりました。

まずは、このイベントのお花を電話で注文を受けたのですが、どうしてもどんな内容のイベントなのかイメージできず、去年の写真をメールで送ってもらいました。

そしたら、なんと、去年の花は、赤と白。白の長い花、たぶんジャイアントデルフィニウムかなにかで、それと、赤のバラ。赤と白の組み合わせは、季節とチグハグでなんかとってつけたよう。確かに、目は引くけれど・・・。

去年は、舞台の下にいくつか飾ってあって、今度は、舞台の上、スピーチ台の前に置くのだそうです。

当日まで、どんな状況の舞台になるか、まるで見当が付かず、さてどうなることやら、と心配でしたが、な、なんと、私が選んだ花の色あいが、その舞台にぴったり。

舞台の上に、紫色のソファが5−6個並び、まさにその紫色をアクセントにしたように、ビューティフル・マッチング。黄色のアレンジに、効果的に映えました。

この様子は、9/26付けのブログにアップしましたので、見てください。

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高さは、花のトップまでで120cm。横幅は、その半分くらい。どちらかというと細長く、とにかく高く作りました。しかし、当日は、スピーチ台の前に置くと、やはりもっとダイナミックさが欲しくなり、用意しておいた柳を最後に入れ込んで完成。

写真で見ると、恥ずかしくなりそうなくらい、超、ド派手!でも、置く場所やオケージョンを考慮すると、どこまでも派手でもかまわないくらいの時もありますね。

たっぷり黄色が入った大きな、大きなアレンジメント。家の中では、ちょっとビッグすぎますが、野外ではOKでした。

イメージを見る


Ellieのつれづれ日記− 今月の思い出話

【ガラクタと風水の巻】

8月は、フラワースクールをお休みしたため、私にとっても夏休みとなりました。生徒の皆さんも旅行にでかける人も多いし、花持ちも悪いので、毎年思い切って1ヶ月は夏休みにしています。

さて、今年の夏休みは何しようか・・・と思い巡らすと、子供たちはバイトに懸命になっています。兄貴の方は、秋学期からどうしても車が必要だから、車をゲットするために、そして、弟の方は、おしゃれのために?お小遣いが欲しいから、だそうです。

男の子たちですから、そうやって労働の厳しさと収入を得ることの体験をするのは大賛成ですから、私も出来る形でお手伝いをすることにしました。

その結果、バイト先へは、ヤマト運輸なので車で高速を約20分ほど走るところだから、なるべく私の車を都合することと、お弁当をしっかり作ってあげること。そのまわりは閑散とした倉庫街だから、食べるところもないし、買ってきたところで高くつくから子供たちのお財布の負担になるからです。つまり、その結果、私はなるべく出かけないで、母親をする・・・という図式に。

さて、では、私のためには何をしようかしら・・・とメルマガなどを、フンフンと読みながら考えていると、「うちにあるガラクタを売って、お小遣い稼ぎ」というのが目に飛び込んできました。

えーっと、何々、ヤフーのオークションて、やれば儲かるって??

そんな記事を読んでいたら、3年ほど前から、あるヒーリングをする人から読むように勧められていた本を見つけました。イギリス人のカレン・キングストンの書いた、“Clear Your Clutter with Feng Shui”という本です。

日本語でも出版されていて、題名は「ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 」

早速、アマゾンから買いました。「スペース・クリアリング=空間の浄化」という観点から、ガラクタをなくすことの本当の意味、心の部分について語っている本です。

「うちにあるガラクタを売って、夏休みにお小遣いかせぎ」という、高いココロザシ?を掲げて、とうとう、本を読みました!いつもいつも、あぁ、かたづけなくちゃ、と思う家の箇所が多々あり、この際だから、思い切ってやってみよう!と。

今までに、「整理術」と題する幾冊かの本を読んで、なるほど、と納得はするのですが、心から動かされた「かたづけ本」は、これが始めてでした。つまり、今までは、「かたづけられないのはなぜか?」という問いかけに対して、「なまけものだから」という公式しか当てはまらなく、その度に自分に自信をなくしてしまう、という結果に終わっていました。なんて自分はだめなんだろう、という結論に結びつく私。

さて、皆さんはどうでしょう?いつも自分の周りをすっきりとさせて、かたづけがお上手ですか?

そういう方は、うらやましい・・・。

自分の身の回りのものや起きることは、自分自身の心の中を現しているのだそうです。混沌とした問題が起きるということは、自分の心がすっきりしていない、ぐちゃぐちゃになっている、ということ。お家がガラクタでいっぱい、片付かない、ということは、あなたのもつ「エネルギーの流れ」を詰まらせてしまい、うまくいくこともいかなくなる、と。

つまり、ガラクタを周りにためると、精神的にも肉体的にも(やせたくてもやせられない人もそうらしい・・・)悪影響を及ぼすそうな。すべては、中国4千年の歴史が語る「風水」の言う「エネルギーの流れ」を悪くするから。

まぁ、そこまで言われると、じっとしていられなくなりました。だって、自分が出来ることだったら、なんとかして自分の将来を少しでもよくしたいから、やってみようか、と思うじゃないですか!

1章を読んでは、部屋の周りを見渡しては、あれ、ここも片付けよう、これをどうやって始末しようか、と考えるようになり・・・。落ち着かなくなりました。

カレンは、「いつかのためにとっておきましょう」という考えは、自分の将来を信じていないことだ、と言います。必要なときに必要なものが与えられる、と信じられると、本当にそうなると。

“A lack of trust in the future”− 自分の将来を信じられない、ということは、いつも心に不安を抱えていることなのだ、と。

いやだー、そんなの! と、つい、叫んでしまった私。心の不安は、あらゆるネガティブなことを引き起こします。怖いですよー、不安感は。

「これは後々使うかもしれないし、誰かの役に立つかもしれないから、とっておく」という行為は、結局は“潜在意識”にその考えを植え込んでしまい、そのような状態を引き起こすのだそうです。捨ててしまった後に、「ほら、やっぱり」という光景が、何度あったことか。

すっきりと生きたいですよねぇ、なるべくなら。面倒なことは大嫌いですから。(おっと、面倒だから後で片付けよう、って思って、ついガラクタを溜めてしまった自分を反省しなくては。)

さて、カレンの言う、ガラクタの定義は何でしょう。これには、びっくりですよ。4つもあります!!

  1. すでに使わなくなったもの。それと、好きじゃなくなったもの。(いつも自分のお気に入りのものに囲まれていると、よいエネルギーが生まれてくるもの)

  2. しまうべき場所をあらかじめ決めておかずに、ちらかったままのもの。(いつも探し物をしている、という状態)

  3. スペースが足りなくて、ものがあふれている状態。(子供が増えたり、生活状況が変ったのに、ものが増えてしまって、きつきつな状態)

  4. 完了された状態ではないもの。こわれてしまったけど、捨てるには惜しいと思うものなど。(つまり、こわれたままの“いつか直そう”と思う、洋服のボタン付けとか、ドアの取っ手とかは、もちろんそうですが、やることを先延ばしにしていること・・・あの件で電話するべき、とかあの人と仲直りしないでいること、なども含 まれる)

これらすべては、あなたの持つ「エネルギーの流れ」を詰まらせ、肉体的、精神的、感情的に悪影響を及ぼす、と。やるべきことを先延ばしにしている状態もまた、心のガラクタです。

これには、参りました。そういわれると、やるべきことをつい先延ばしにして、「明日にしよう」と思うことが私には多々あり、これは、つまり心にジャンクを貯めていたということに、つながっていたとは・・・。

うーん、どうりで体が重いわけだ・・・(あれ?これは違うか?)

心を軽くして、人生イキイキと!と提案している本のようです。それには、身の周りをすっきりと、ということを学びましたーーー!。

そこで、思い立ったが吉日とやらで、ガタガタとあちこち片付け始めた我が家。出てくるのは、ごみの袋。しかし・・・結構自分では片付けたつもりが、まだ終わっていない!

クローゼットの中、「いつかまた着るかも」状態の洋服に、見切りをつけるのはいつでしょうか?!

結局、夏休み中はガタガタしただけで、「オークションでお小遣いゲット!」まで到達しませんでしたー!それでも、かなり気持ちはすっきり気分です。

えーっと、それから、何々、「風水と金運について」ですって?

それによると、玄関を背にして左前の奥の部屋、もしくはスペースは、金運に繋がると。そこがきたないと、お金がはいって来ないそうな。

そうなるとすると、な、なんと、そこは息子の部屋!ではありませんか!!

急いで息子の部屋を改めてチェックすると、出るのは「ハァ・・・」っとため息ばかり。息子に、「あなたの部屋がきれいになると、お金が入っているんだって!」と、私なりに?懸命に説明を試みるも、見事に粉砕。 「ケッ!」の一言で終わりでした・・・。

このプロジェクトは、我が家でまだまだ続く気配あり。この報告は、いずれ結果がでてからすることにいたしましょう。

皆さんもぜひお試しになって、ご報告ください!ある人は、すっきりとした後に、思いがけずもある人からチェックが届いたとか、少しだけどくじを当てた、とか、いろいろあるそうな。私もぜひあやかりたいものですから、密かに頑張りますから。

編集後記

ようやく秋!という感じですね。でも、まだ紅葉は始まっていません。例年よりずっと遅いです。

10月初旬には、オータム・イン・ニューヨーク、と色どり豊かな楽しい季節になるのですが、今年はどうでしょうか。でも、とっても楽しみです。

それでは、皆様、また来月まで、ごきげんよう。

皆さん、私にメールくださいね。励みになりますので。よろしく!

お知らせ

☆ 今月号のニュースレターはいかがでしたでしょうか。ご意見、ご感想、ご要望をお待ちしております。今後の発行の参考にさせていただきますので、ぜひお声を寄せてください。

☆ 12/19/03号からNYジャピオンにフラワースクールの広告を載せ始めました。現在は、毎月の第1と第3週目のNYジャピオンに広告掲載しています。

☆ 2003年の6月にEllieのアレンジメント教室、Ellie’s New York Floral Designを開校しました。月に1回の「季節の花」を活けるクラスも新設しました。初心者からプロになりたい方まで指導する教室です。現在は、マンハッタンの新スペースにて、水曜と金曜の昼と水曜の夜のクラスも併せて開校しました。

ご興味のある方は、こちらからどうぞ。

《発行人》Ellie Grace Toda
《発行元》Ellie's New York Inc.
《ホームページ》http://elliesny.com 日本語のページ
《お問い合わせ》flower@elliesny.com

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        Ellie Grace Toda
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