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[ May - 2008 ]


---------- 目 次 ----------
ごあいさつ
今月のお花つれづれ
【 母の日は大忙しの花屋です 】
Ellie の5月のアレンジメント
【 フラワーアレンジメントで投げ入れ 】
Ellieのつれづれ日記 - 今月の思い出話
【 基本が大事だってば!・・・の巻 】
編集後記
お知らせ

ごあいさつ

雨が多かった5月よ、さらばです。今、ようやく初夏の雰囲気がでてきたNYです。

夏休みももうすぐですね。いや、大学生はもう夏休みが始まっていますよね。

これからどんどん暑くなりそうな気配です。



今月のお花つれづれ

【 母の日は大忙しの花屋です 】

アメリカの花業界で、一年中で一番忙しいとされているのが母の日です。やはり皆さん、母親に何かをプレゼントすると言ったら、花が一番だと思うのでしょうね。

その2週間くらい前から、花が30%くらい値上がりします。それも、赤やピンクが特に高くなります。

別にアメリカの母の日は、赤のカーネーションだけのイメージはありません。きれいな色の花が、母の日に送られるということです。

最近のアレンジの傾向としては、アジアンテイストが増えてきました。つまり、どういうことかというと、竹ややなぎなどをアレンジに組み込むとなんかアジア風と思われるようです。

色合いも、赤のどっしりとした印象の花が使われます。また、菊もやなぎなどと一緒に活けるとアジアチックになるようです。

しかし、原油の高騰で何もかにも値上がりしましたが、花ももちろん高くなり、本当に花はぜいたく品とされるものにますますなってきているようです。しかし、花を飾る「豊かな心」だけは、失いたくないですよね。




Ellie の5月のアレンジメント

【 フラワーアレンジメントで投げ入れ 】

「投げ入れ」という生け花のテクニックがあります。それが今では世界でのアレンジメントのテクニックになっていて、"Nageire" と言います。

これは、花瓶の口のところで枝ものを交差させて土台を作り、そこに他の花や葉っぱ類をひっかけたり、支えあったりさせながら形を作っていくものです。

エリーズ・ニューヨーク・フローラル・デザインの新しいカリキュラムの一つとして、この手法を組み込みました。新レッスンのスタートです。

そして、5月にはライラックを使っての投げ入れをレッスンでやりました。普段はオアシスを使ってデザインをしながら活けていくのですが、今回は枝を少々あやつらなければなりません。

生徒の皆さんは、「むずかしい」と言いながらも、とても楽しかった様子です。いろいろな活ける手法に挑戦するのが、大変よい勉強になりますからね。(教室ブログ にアップしています。)

私のバックグラウンドは生け花の草月流ですので、そのよいところもどんどん取り入れてデザインの間口を広げていきたいと思います。 

そこで、今月の花に、私はドッグウッド(花みずき)の枝を使っての投げ入れをしました。このドッグウッドの花が咲いている間は、NY近郊では鼻アレルギーがひどいと言われています。別にこの花がそれを引き起こしていると言う意味ではありませんけれども。

母の日のアレンジとして、やはり私の母のイメージの紫を混ぜ込みました。母の色と言ったら、淡くて優しい紫色なもので。新種の紫のカーネーションは、大変花つきもしっかりしていて、長持ちします。そして、お高いです。。。




Ellieのつれづれ日記− 今月の思い出話

【 基本が大事だってば!・・・の巻 】

基礎がしっかり出来てくると、どんどん上達しますよ」と、私のフラワーレッスンでいつもいつも生徒さんたちに言っている言葉。

それなのに、私ったら。。。

先日のブログに、息子の友だちのジェニーちゃんの美味しいチーズケーキのことを書きました。(こちらに書いてあります。)

今まで食べたうちで一番美味しいと感じたチーズケーキです。しっとり感、リッチさ、なめらかさ、食べたときの満足度がとても高かったチーズケーキでした。NYスタイルチーズケーキと言います。

さて、それを私は無性に自分で作ってみたくなり、息子に頼んでジェニーからレシピをもらってきてもらいました。ただの分量だけのなぐり書きのレシピ。でも、私の本棚には、ありとあらゆる料理本があるので(ホントの話。私、実は料理本コレクターなんです。)そこからお菓子の本を何冊か取り出して、じっくり観察し始めました。

あ、なーんだ。私、前に習ったことあったじゃない。。。と気づいたのでしたが、その時は作る気がしなかったみたいでしたねぇ。おかしなものです。

ちょうどよいタイミングで、友人宅に呼ばれたから、そこに作って持っていくことに。久しぶりにお菓子作りに挑戦です。

「あれは、かなりリッチだったし、大きかったから、ハーフサイズにしてみましょう」と、勝手に半分の量にしてトライ。

なんか久々なので要領が悪く、それでもうまく焼けた感じがしました。見た目、OKです。ほんのりと焦げ目もついて、なかなか美味しそう。しかし、、、確かジェニーはお湯を入れて湯煎状態にして焼き上げていたのに、私のお湯はほとんど蒸発してカラカラだったのが気になります。

さて、友人宅での食事の後、みんなに切り分けて食べてもらいました。「どう?」と言う間もなく、みんなの顔を見ていたらすぐわかりました。そして、一口。「あれ〜。全然ダメー。」先日、そのジェニーちゃんのチーズケーキを友人宅に持って行き、グルメの友人二人に食べさせたので、その反応はすぐにわかりました。何も言わないし、下向いちゃった。。。

いやー、参った。大失敗。ぜんぜん違う味になっています。勝手に半分の量にしたからかな? それだけではなさそうです。何か基本的なことが抜けている感じがしました。

息子に報告して、今度、ジェニーをよんで教えて!と頼み込みました。「いつかね」と、息子からはほっとけ状態の返事。うーん、挽回したい。。。

今、だからどこがいけなかったか、どうしたらあの美味しいチーズケーキが焼き上がるのか、知りたくてたまらないのにすぐに聞けないのでモンモン状態の私です。(今に成功したら、またブログで報告しますからね。)

それ以来、時々そのことを考えています。そして、今日、バスの中で「あっ、」と気付きました。「私ったら、基本が大事っていつも言っているのに、私が抜けているじゃない」と。

私がどうしてレッスンで、「基礎力重視」といつも強調しているか。2つ根拠があります。

以前、私自身がフラワーアレンジメントを習い始めたときは、けっこう熱心に生け花を学んでいて、かなりはまっていたときでした。フラワーアレンジメントに熱をあげている友人があまりにも先生のお花選びのよさを言うものだから、私も影響され、なんか見てみたくなったので見学に行き、そのまま習ってみることにしたのでした。

しかし、実を言うと私のその時の感想としては、生け花の方が格が上で?フラワーアレンジメントは習うに簡単!と思ったのでした。(ウワッ、よく言うわ。)実際、お花には慣れていたから、最初はフンフンと鼻唄状態で軽く活けていて、初級のうちは一度もノートをとったことがありませんでした。「そんなの、簡単、簡単!」と、なまいきにも思っていたんですよ。。。扱いにくい生徒だったのではないでしょうか。。。

それなりに上級に進み、むずかしさを体験しつつも、まだフラワーアレンジメントのよさを認めませんでした。

しかし、そのうちに、私の紹介でフラワーアレンジメントを習い始めた友人が、日本に帰国後に花の先生になる!と急に言い出して、びっくり。見たら、私よりずっと先に進んでいて、上手い!「えー、いつの間に!」そして、週に2回も熱心に習っていたのです。

なんか、すごく刺激されました。その時は、ちょうど私も子育てが少し落ち着いてきたので、何か生きがいになるものを見つけたいな、と思い始めたころでしたから。

私にも火がつきました。その後急速に超熱心になった私にびっくりしたのは、先生の方でした。

それからモウレツにもう一度復習を兼ねて基礎をしっかりと学び始めた私でした。

その後、無事に私も先生として教え始め、今度は習う立場ではなく、教えるということについていろいろと学ばされました。そして、私の先生に私の教え方や生徒さんの進み具合を見せるために、『ノートをきちんととってまとめること!』を私のレッスンの必須にしたところ・・・生徒さんたちの上達が手に取るようにわかるのです。すごい!とまさに感心。納得。

自分がきちんとしなかったことがいかに大切なことだったか、がよーく分かりました。いかに私は手抜きで学んだかと反省。 そして、もう一つは、数年前にバルセロナに旅行して、「ピカソ美術館」で見たピカソの若いときの絵を見て驚いたこと。

ピカソって、あのアンバランスなデフォルメのような絵がとても印象的でよく理解できなかったのですが、その偏見の印象が一掃されちゃいました。ピカソが小さい頃から、いかに基本に忠実に、丁寧に丁寧に基礎のテクを重ねていったかが、よーくわかったのです。

子供の頃のデッサンもすごい写実性がありましたが、14歳のときに書いた宗教画があまりにもリアルですばらしく、ピカソに実際に教えていた父親が「もう教えることはない」と言ったくらい、完璧な絵だったのです。私はその絵にもう釘付けです。しばらく見とれていました。胸打たれるすばらしい「きれいな」絵でした。

それからピカソは、どんどんその基礎を応用していったので、なるほど、ああいう絵になったわけで。。。やはり、ピカソの天才さが納得です。

つまり、基礎が出来ていないと、応用ができないということの証です。私のフラワーレッスンでそれを忠実にこなしてもらった生徒さんたちの上達ぶりで証明されていると実感しています。

し、しかし、自分のことになると、、、また悪い癖が出てくるものです。私は飽きっぽいし、早く先が見たくてたまらないので、ついはしょってしまうというか、いい加減でも前に進みたがるというか。。。

あの失敗したチーズケーキが教えてくれたと言いましょうか。全てのことにおいて、通じているものなんですよね。基礎が大事だってこと。

お菓子作りの基礎なんてもうしばらくやっていないから、すっかり忘れています。今度、ジェニーが来たらビデオに撮っちゃうぞ!と思っているくらいです。だって、あのチーズケーキもう一度食べたいんだもん。。。

いやー、密かに闘志を燃やしちゃっている私です。夏の間の課題となりそうな雰囲気ですよ。




編集後記

満月の日からダイエットをスタートさせると効果的と聞きました。

そして、早速試してみたら・・・やはり効果はあったように思えます。チーズケーキが3日ほど続いた後だったもので、頑張りました。。。

それでは、皆様、また来月までごきげんよう。

皆さん、私にメールくださいね。励みになりますので。よろしく!



お知らせ

☆ 今月号のニュースレターはいかがでしたでしょうか。ご意見、ご感想、ご要望をお待ちしております。今後の発行の参考にさせていただきますので、ぜひお声を寄せてください。

☆ 12/19/03号からNYジャピオンにフラワースクールの広告を載せ始めました。現在は、毎月の第2と第4週目のNYジャピオンに広告掲載しています。

☆ 2003年の6月にEllieのアレンジメント教室、Ellie’s New York Floral Designを開校しました。月に1回の「季節の花」を活けるクラスも新設しました。初心者からプロになりたい方まで指導する教室です。現在は、マンハッタンの新スペースにて、金曜の午前クラス、木曜の夜クラスも併せて開校しました。

《発行人》 Ellie  Grace
《発行元》 Ellie's  New York, Inc.
《ホームページ》 ニューヨークのフラワーアレンジメント教室
《お教室のブログ》 フラワーアレンジメント教室日記 in New York
《エリーのブログ》 フラワーアレンジメント元気通信!NYより
《花の基礎知識》 「花に癒され、ハッピー・フラワーアレンジメント!」
《英語のHP》 Flower arrangements by Ellie Grace in New York

ご意見、ご感想はこちらにお寄せください。
《お問い合わせ》 elliesny@gmail.com

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