★ ごあいさつ
沖縄セミナーを終え、そして 2週間の日本滞在を終えてNYの自宅に戻ったのが3月12日。
そのセミナーの様子は、こちらにアップしてあります。
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http://elliesny.exblog.jp/i4
前回の帰国時は、時差が戻るのにたっぷり 2週間かかりましたから、今度もまた。。。
と思っていたら、やっぱり。
今回は、ようやく頭がはっきりしだしたのが、3 /23の金曜日。マンハッタンのお教室の日です。
たっぷり10 日はかかりますね、治るのに。
私の時差ぼけは、頭の芯がくらくら。。。
ちっともやる気がおきない。。。
精気がない。。。
そして、知的作業のすべてが止まる??!
いやー、困ったものです。
日曜日なんか、ちょっと気がゆるんだのか、足元までふら〜、ふら〜。
そのせいで、すっかりブログの更新が止まってしまいました。
いい調子で記事を増やしていたのに。。。
どうしてもやる気がおきないって、ひどいものですね。
うつの人は、これのもっとひどいものなのでしょうね。
普段の私からは想像もつかないことですが、こうしたふとしたときに、そのような方の気持ちもなんとなくわかるような。。。
でも、もう大丈夫です。
次は、7 月末です!今年の日本の夏は、冷夏と言う人と猛暑と言う人と。。。
さて、どっちでしょうね。
★ 今月のお花つれづれ
【 Weddingコンテスト 】
アメリカのFlorists' Review マガジンの今月号の特集は、
【 Picture- Perfect Weddings 】
今年は、第8 回目となるアメリカのお花やさんによるコンテストです。
とってもアメリカらしい結婚式があったので、ご紹介しましょう。
お写真は、こちらのブログに載せています。
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http://elliesny.exblog.jp/i8
Best Wedding 賞
日時: 8/12/2006
場所: バージニア州のアパラチアン山脈の一角。Fancy Gap町にある、りんご農園
ゲスト数: 80 名
アレンジメント予算: 2000 ドル(約236,000円)
どうでしょう。お写真からわかるでしょうか?
アパラチア山脈の農家の一角ですよ。屋外結婚式です。
設定がりんご農園なので、お花はナチュラルで、オーガニックのものを、という希望。ただし、ドライフラワーや加工ものを使わないでという。
だから、このブーケは、農園チックになっていますよね。ハーブ類も入っているとのこと。
バジェットはかなり安いですね。だから、お花やさんは、この結婚式のために、春から自分のお庭にハーブ類を植えて育て、 8月の当日に使ったそうです。
オレガノとタイムのハーブ入りとのこと。残念ですが、お写真からは特定できません。
でも、発想がおもしろいでしょ?
そして、レセプションがござの上??
ブランケット(毛布)がしいてあり、そこにはワイン入りのバスケットが。
いったいどんなお食事がでたのでしょうね。
すがすがしい戸外で、たくさんの緑に囲まれての結婚式。きっと、その地方をこよなく愛する人たちによって、楽しく行われたことでしょう。
ブライズメイド(花嫁さんの横に立つ女性たち)の持つブーケも、それぞれのドレスの色に合わせて、基本的な花とスタイルは一緒だけど、ちょっとづつ違います。
とってもおもしろいと思いました!
そして、楽しそう。
日本やNYのホテルでやるのだけが、結婚式ではありませんよねー。
もう一つおもしろいのが、以下の賞をとった海辺での結婚式。
Best Ceremony賞
日時: 10/8/2006
場所: カリフォルニア州、サンディエゴにある、海軍基地のビーチ
ゲスト数: 185 名
アレンジメント予算: 7500 ドル(約885,000円)
全くのビーチサイドでの結婚式。
波打ち際のすぐ横です。
このカップルは、スキューバダイビング中にエンゲージ(婚約)したとか。
だから、この赤い門みたいなものは、スキューバです。そこに、お花をアレンジしたもの。
以前東南アジアに住んでいたことがあるカップルなので、特に蘭の花の指定があったそうです。
これも楽しそうですね。
このほかに、以下のような賞がありました。
Best Cake賞
Best Reception賞
Best Bouquet賞
毎年恒例となったコンテストです。
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http://elliesny.exblog.jp/i8
★ Ellie の3月のアレンジメント
【 白のストックと春の色 】
オレンジピンクのようなカーネーションがでてきました。
最近よく見かけるようになりました。新種ですね。
それにあわせて、ピンクも黄色もオレンジも入っています。
花器は、横広がりなレリーフ模様がいっぱいの白の花器。
細長い花器なので、アレンジも横長になります。
白のストックがとてもりっぱなものでした。
NYはまだまだ寒いときに活けましたので、望みは「早く暖かくなれ!」です。
3月下旬にしても例年を下回っています。
まだとてもお水が冷たい。
今日も外の気温は10度です。
★ Ellieのつれづれ日記− 今月の思い出話
【 千の風になって・・・の巻 】
今年の初め、1/ 11に、父が亡くなりました。82歳の誕生日の直前のことでした。
私のこのフラワー・ニュースレターを誰よりも楽しみにしてくれていた父でした。
11月末から年末年始にかけて、いつ天国に行くかもしれない父を、母と弟夫婦と 4人で必死に看病しました。ホスピスに入るところを、20人待ちということで、自宅介護になったのです。24時間体制で、一生懸命看病しました。
11月になってがん告知されてまもなく、父のベットの部屋からこの美しいメロディが流れてきました。
ふっと立ち寄ったら、父と母二人で、しみじみとブラウン管から流れるこの歌に耳を傾けていました。
一瞬、はっ、としました。
その姿は、なんと言っていいのでしょう。。。
静寂で、清く、誰もそばに寄せ付けないような二人の絆がしっかりあって、二人の間だけで静かに時が流れていくような、そんな感じ。。。
すばらしい夫婦関係であった、父と母。
私は、そっとその場を離れました。
父の82 歳の誕生日の日に、お葬式となりました。
父が大好きだったさだまさしの歌声は、お葬式の時に流しました。それは、私は今は聞けません。父が痛がるとき、気分がよいとき、悪いとき、いつもさだまさしの曲を流していましたから。当分、いいという感じ。。。そのさだまさしの CDは以前私が持っていたものでした。
でも、この「千の風になって」はどこか違います。そして、この曲とともに、やはりしみじみと、あのときの父と母を思い出してしまいます。
この前、母に電話したとき、いきなり母が電話口に涙声で出てきました。
「ど、どうしたの?何かあったの?」
「うぅ・・・今・・・テレビで"千の風になって"のテレビ特集やっているの・・・うぅ・・・」
と泣いて話すのです。
「みんな、それぞれ想いがあるからね・・・うぅ・・・」
「なーんだ、びっくりするじゃないの。大丈夫ね。じゃ、切るよ。また、テレビ見たいんでしょ?」
といって、私はそっと受話器を置きました。
母の特別な、特別な想い。
NHKのハイビジョン特集で、「千の風になって」のドキュメンタリーがあったときのことでした。
次の日、ふっと思って、英語訳を調べてみました。
そうしたら。。。
原題は、
"Do not stand at my grave and weep"
A THOUSAND WINDS
Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.
I am a thousand winds that blow;
I am the diamond glints on snow,
I am the sunlight on ripened grain;
I am the gentle autumn's rain.
When you awake in the morning bush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet in circled flight.
I am the soft star that shines at night.
Do not stand at my grave and cry.
I am not there; I did not die.
千の風になって
【作詞】
不詳
【訳詞】新井満
【作曲】新井満
A THOUSAND WINDS
Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.
(私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません)
I am a thousand winds that blow;
(千の風になってあの大きな空を吹き渡っています)
I am the diamond glints on snow,
I am the sunlight on ripened grain;
I am the gentle autumn's rain.
(秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる)
When you awake in the morning bush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet in circled flight.
I am the soft star that shines at night.
(朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る)
Do not stand at my grave and cry.
I am not there; I did not die.
(私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません)
・
・
・
同時多発テロの追悼式に、この詩が朗読されたと聞いています。
2006年に、テノールの秋川雅史によって歌われて一躍有名になったこの歌。
どんな人の心も打つ、すごい歌だと思います。
誰にでも親があるし、必ず愛する人や家族がこの世にいるのだから。
★ 編集後記
父の49 日を終えて、3月4日から沖縄に行って、エリーのお花のセミナーをしてきました。
友だちみんなに、「ねぇ、何食べてきた?」とそればかり聞かれます。
忙しくて、それどころではありませんでした。
福地さんが美味しい手作り「そうきそば」を作ってくれたのが思い出です。。。
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http://elliegrace.seesaa.net/article/36951587.html
次回は、美味しいものめぐりするぞー、とひそかに燃えるエリーです。。。
PS: エリーのつれづれブログが新しくなりました。今度は、シーサーブログです。あれ?シーサーは、沖縄のシンボル?あの獅子みたいなもの。
新しくブックマークをお願いします。今後は、ブログランキングに登録しますので、どうぞ応援よろしくお願いします。その方が、私も更新の励みになりますので。
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それでは、皆様、また来月まで、ごきげんよう。
皆さん、私にメールくださいね。励みになりますので。よろしく!
★ お知らせ
☆ 今月号のニュースレターはいかがでしたでしょうか。ご意見、ご感想、ご要望をお待ちしております。今後の発行の参考にさせていただきますので、ぜひお声を寄せてください。
☆ 12/19/03号からNYジャピオンにフラワースクールの広告を載せ始めました。現在は、毎月の第2と第4週目のNYジャピオンに広告掲載しています。
☆ 2003年の6月にEllieのアレンジメント教室、Ellie’s New York Floral Designを開校しました。月に1回の「季節の花」を活けるクラスも新設しました。初心者からプロになりたい方まで指導する教室です。現在は、マンハッタンの新スペースにて、金曜の午前と午後クラス、木曜の夜クラスも併せて開校しました。ご興味のある方は、こちらからどうぞ。
《発行人》Ellie Grace Toda
《発行元》Ellie's New York, Inc.
《ホームページ》 http://www.elliesny.com
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《お問い合わせ》 elliesny@gmail.com
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