[ April - 2007 ]


---------- 目 次 ----------
ごあいさつ
今月のお花つれづれ
〜【 フラワーアレンジメントの基礎知識 】〜
Ellie の4月のアレンジメント
〜【 春の黄色とピンクのアレンジ 】〜
Ellieのつれづれ日記 - 今月の思い出話
〜【 天才の育て方・・・の巻 】〜
編集後記
お知らせ

ごあいさつ

NYは、やはり北国だった。。。と、今年も思い出させてもらった春の到来でした。

あっという間に、春っぽくなったと思ったら、いきない夏っぽくなり、気温が 30℃近くまであがるという現象が。

28日の土曜日は、桜の名所の各地で桜祭りをやっていました。そのうちの1つのニュージャージー側の名所で花見をやった?人の報告です。

その前の週に下見に行った人が、「寒いからまだ桜の開花は20%だ。だから来週にしよう」ということになり、その来週?(それが 28日)に行ったところ、急にその途中で気温が上がって一気に開花したため、ほとんど散っていた、とのこと。

きれいな桜の公園に、ウェディングの後に記念写真を撮ろうと来ているアメリカ人のグループがあって、その彼らの陣取っているところがすばらしいところだったらしいけど、その花の下で宴会をしているものだから、撮影できずに、苦々しそうに見ていた。。。という報告でした。

アメリカでは、公共の場でお酒はいけませんので、そのお酒類は、プラスチックのボトルに入れ替えて、知らん振りして宴会を静かに行うのだそうです。

日本人のお花見の感覚とアメリカ人の感覚とはまるで違いますからね。宴会はなしですよ、アメリカでは。静かに、まったりと、優雅に桜を眺めれば、それでいいですよね。

今月のお花つれづれ

【 フラワーアレンジメントの基礎知識 】

今月から、私のブログ「フラワーアレンジメント元気通信!NYより」に、「フラワーアレンジメントの基礎知識」をいろいろと載せ始めました。

それは、皆さん、知っているようで知らない基本的なことがたくさんありそうだからです。

まず、よく生け花とフラワーアレンジメントの違いをよく質問されますが、これはどうも実際に習い始めてようやく気がつく、というものらしいですね。

私としては、生け花は母がずっとやっているのを見ていましたから、フラワーアレンジメントが盛んになり始めるころから、その違いはしっかりわかっていました。

でも、普通はやはりわからないものですよね。

その違いは何かというと、一言で言えば、枝ものを主体として、剣山という鉄の針の山の花留めを使うか、お花だけでオアシスというグリーンの吸水性のスポンジを使って活けるか、という大きな違いがあります。

そんなことや、ギフトにお花を選ぶときにどうしたらよいか、とか、基本的なこと、でもとても大切なことを取り上げて、じっくり解説していこうと思います。

だって、なかなか、レッスン中にそのようなことを思いつかなくて、ふっとした拍子に生徒さんから、私にとっては当たり前のこと!を質問されて、それで、「あぁ、こういうことは知らないものなのだなー」と感じるわけです。

それで、きちんと教えてあげたら喜ばれるかな、と思いました。そこで、何かふっと思いつく疑問点などがありましたら、ぜひ私にお知らせください。そんなことは。。。なんていう質問は気にせずに、どんどん聞いてください。

お花を差し上げる、お花を飾るというのは、とても身近なものです。そして、そんなことでもとても暮らしが豊かになります。

だから、積極的にこの豊かになる智恵!を身に着けてほしいと思います。 ↓ 『フラワーアレンジメントの基礎知識』


Ellie の4月のアレンジメント

【 春の黄色とピンクのアレンジ 】

春の初めは、なんといっても黄色のレンギョウとピンクのもくれん=マグノリアです。

少しでも春っぽくなる気配に応じて、すぐに反応するのがレンギョウです。

道端の垣根がレンギョウというお宅がありますが、その垣根がまっ黄色になります。

そして、大きな木、マグノリアがボンボンと咲きます。

本当に、ボンボンと、という表現しか見つかりません、この花は。

大きな実のような花を豪快につけまして、それがあっという間にその花を落とします。とてもきれいな花付きです。

でも、そのもくれんはどうもアレンジにはむいていないので、その色をフレンチチューリップとか、薔薇のピーチ色で表現しました。

今年のNYの春はとても遅かったから、待ち遠しかったですよ。春が来て、嬉しいです!


Ellieのつれづれ日記− 今月の思い出話

【 天才の育て方・・・の巻 】

先日、な、なんと!私がまた子供を産む夢を見ました。。。

まだお腹が全然大きくないのに、(どうもまだ妊娠したばかり?)その子がもうすでに男の子だとわかって、ちょっとがっかりしているところでした。

私には男の子が2人おりますので、3人目を授かりたいと切に願っていた時期が確かにありました。そのときは、また男の子でもいいや、と腹をくくって?妊娠を願っていました。でも、できましたら女の子を一人・・・などとお祈りしてこともありましたっけ。。。

ところが、何年かに一遍ほど、このようにこれから子供を産む、または、産まれたという夢をみるのですが、今度の夢は、そのことをさて、どうやって、もうすぐ20歳になる次男に告げようか。。。と真剣に思い巡らしている夢でした。

なんと、まぁ。

母にこのことを話したら、 「あら〜、まだ若いのねー。」だって。うーん、そうかなぁ??

でも、今回の夢にはわけがあります。知人が、ある事情から2歳になるお孫さんを預かって育てることになり、もう一度子育てを実践することになりました。どうも、彼女のその影響のようです。

彼女のお宅にお邪魔しました。私と同世代の方の子育てを目の当たりにして、どうもその状況とオーバーラップしている、つまり重なって自分を見ていることに気づきました。

この男の子は、天使のようなとてもいい子で、どうしても彼女に育てられるように生まれついたとしか思えません。すっごい賢い子でもあります。男の子を二人も育てたから、とってもいい子だって、すぐにわかります。

彼女にとっては、神様からのギフトでしょう。

しかし、当分、あの子育てのバタバタが続きます。ようやく、これから自分の好きなことを思いっきりしようと思っていたのでしょうが、彼女はギフトとしてのお孫さんをとても伸び伸びと、楽しそうに子育てしているのです。私はすごく感心しました。

それと、今、私の周りの事実として、私のフラワースクールの生徒さんたちの妊娠、出産ラッシュ?が続いています。

生徒さんの妊娠中、毎週どんどんお腹が大きくなる状況を見ていますから、そのお腹の子供には、私の声が毎週のように届いているわけですよね。どうも、人ごとではなく、妙にそのお腹の子に親近感を覚えます。

昨日も、メールにて、生徒のFさんが嬉しい報告をしてくれました。無事に男の子を出産された、と。

とっても嬉しい報告です。 早速、「あっというまに大きくなるから、子育て楽しんでねー。」と返信しました。

そんなことも続いているので、きっと、夢の世界では事実と周りの状況と全てがごっちゃになっているのでしょうね。

そうそう、夢のことでは、この前面白いメルマガを読みました。

その方のお母さんが、「サッカーの日本代表に選ばれて、今、まさにコーナーキックをする夢」を見たのだそうです。

彼のそのときの状況としては、「明日、お母さんを車でどこかに連れて行くことになっている。」そして、「応援しているJリーグの大事な試合が明日あるから、それを録画したい。」ということでした。

そうしたら、彼のお母さんがなんと、日本の代表選手としてサッカー試合に出場する夢を見た、と。

思わず、声を上げて笑っちゃいました。あ、私と同じだって、ね。

最近、小林正観さんと言う方の本にはまっています。精神世界やこころの世界の著作として、弘園社というところから「未来の智恵シリーズ」として、たくさん本を出されています。

大変共感を覚える子育ての箇所があり、とてもご紹介したくなりました。

天才の育て方というところで、さて、天才と呼ばれる人たちはどういう育てられ方をしたのか、書いてありました。

それは、「この子はこういう子なんだもの」って、母親が認めてそういうふうに守り育ててきた子供が天才になるそうなんです。

ただ、子供がある方向性をもって夢中になっているときに、「すごいね、すばらしいね」って、笑顔で接してあげればいいそうですよ。そうすると、子供はどうなるか。。。

親の方の器を広げて子供を丸ごと受け入れてあげるわけだから、子供は伸び伸びと育ちます。花でいうと、「朝顔」に生まれついた子供を、「薔薇」になりなさい、と外から圧力を加えてもうまくいかない。そこで葛藤が生じ、どうも子育て、しいては子供との関係までうまくいかなくなる。。。そんな話です。

だいたい、子供というのはどの子も"変わっている"ものです。それを親が「普通になりなさい。みんなと同じ子供になりなさい」と勝手に修正してしまうもの。「早く寝ないとりっぱな大人になれないよ」???なんて、言う人いませんか?

でも、天才が育った家庭というのは、どうも母親も"変わっている"のだそうですよ。子供を信頼し、いかに周りからの世間からの傘になってあげられるかと考えて実践したそうです。

「昆虫記」を書いたファーブルは、子供のころ何もない田舎で育ちました。山が好きで自然が好きで、一日中山に行ったきり帰ってこない。そんなファーブルは、小学生までおばあちゃんに育てられました。

そのおばあちゃんがどうも"変わっていた"みたい。じっとアリを見続けているファーブルを怒ったりどなったりせずに、褒めて認めてあげていたそうです。ファーブルは、「さっきから10分くらいずっとアリを見ているんだけど、アリってね、・・・こうでね、ああでね。。。」と感動しています。

でも、おばあちゃんは、夕方だから迎えにきたのに、ファーブルにはそれがたったの10分くらいしか感じないくらい感動している。。。

そこで、そのおばあちゃんは、「へぇ、アリさんってどういう動きや生活をしているかわかったの?」と聞くと、もうファーブルは話が止まりません。

そんなふうにして育ったファーブルが、あの「昆虫記」を書き上げるわけですが、実は、おばあちゃんは何もしていない。育てるというよりは、ブレーキをかけなかった。「芽をつまなかった」というのが正しい言い方かもしれませんね。

天才を育てたいなら(?)自分の器を広げなくちゃというわけですね。。。

これは、耳が痛いというか、私にも思い当たるところがあります。長男が生まれてすぐに、義母が来て、初対面して長男を抱いたとき、こう言われたことがあります。

「まぁ、顔がアノ子の小さいときにそっくりだわ。顔だけじゃなくて、頭も似ればいいねぇ」と。

はぁ、そりゃぁそうでしょう。私よりカレの方がずっと頭いいのは分かっているわよ。。。

きっと義母は別に深い意味もなく軽く言ったのでしょうが、でも、私の中ではその一言がどうしても忘れられなくなりました。

そして、どうしたか。。。

長男を厳しくしつけなくてはいけない、と思ったわけです。つまり、それは、母親としての私が、見たこともない主人の幼少のころと比較をしてしまった、というわけです。

子育てするのに、比較をするのが一番いけない、といわれますね。その子は、その子で特別なのだから。

そうやって厳しくしつけられた??長男はどうなったか、というと。。。2歳ちょっと前に大荒れされました。

この話は、私も思い出すとまだ感情的になるのですが。。。結局のところ、子供のやりたいことをすべて認めて、"私が大人に"なりました。

一時は、もう、私はどうしていいかわからなくなり、育児ノイローゼの一歩手前までいってしまったのですが、私が相当無理をしている、ということがわかったのです。

それからは、ちょっとでも長男が荒れるとすぐにそばに行って、そのいらいらを和らげるように一緒に遊んでやり、何かできるとすぐに「すごいねぇ、よくできたねぇ」と、褒めてやり。。。そうしたら、1週間もしないうちにどんどん落ち着いてきて、いわゆるとってもいい子になったのです。

それからは、ちっとも手のかかることは起こさなくなりました。

そして今はどうなっているか。。。

知りたいでしょう。。。?



普通の大人です!

でも、とても思いやりと責任感のある大人になったと思います。

昔は、ああなって欲しい、もっとこうなったらいいのに、といろいろと思うこともあったのですが・・・普通の考えの母親どおりの普通の大人になりました!!

でも、これから長男は自分で人生を切り開いていくわけで、そのときに一番大切な人間性はしっかり育ったと思うから、もう安心しています。

そんなことを思い出しながら、小林正観さんの子育て論を読んでいました。もう、私はこれから子供を産むのはキツイので(無理という意味??)今度は孫に期待をかけようかと考えました?!

でも、小林正観さんいわく、「甘やかす」のと「芽を摘まない」とは一緒ではないので、そこのところをわきまえながら、楽しんで孫育てをしたいと思います??

まぁ、まぁ、なんというエンディングになってしまったのでしょう。まだまだおばあちゃんにはなりたくないのに。。。

その長男にも最近恋人を紹介されたので、きっとこんなことも考えるようになったのでしょうか。ちょっと気が早すぎです。

だいたい子供には、生まれついた本能的な感情は3つしか持っていないといいます。

1つは、「安らぐ」こと。安らいですやすや寝ているということ。
2つ目は、「泣く」こと。お腹が減った、おしめが濡れているなどの要求や要望に対して、泣いて知らせるわけです。
3つ目は、「微笑む」。目があうとニコっと笑いますよね。あの笑顔です。

それが、だんだんと周りの大人から学んで、「怒る」「どなる」「ウソをつく」などなど、よからぬことを覚えていくのですから、親の責任も重大ですよね。

もし、今度また子供の夢を見るとしたら、私がその子を天才に育てている夢を見てみたいものですねぇ。産むのは、もういいわ。。。でもいったい、こういう夢を見る状況というのは、はたしてどうやって段取りすればいいのでしょうね。誰か、いい考えがあったら、ぜひ教えてください!

編集後記

4月になって、もうすっかり時差ぼけから解消されたころから、一生懸命、毎日のようにブログをアップしています。

このフラワーニュースレターもそうですが、ブログにおいても、お花を習う生徒さんがためになるように、と書き始めたものです。

私はいつも「私が出来ることで何か役に立つこと」はあるかな?と、考えています。

それが、お花の基礎的なことをしっかり教えてあげるということだ、と私は思っています。だって、私がかつて学んだことを教えてあげることで、それを学ぼうと思っている人にとってためになる、役に立つのだったら、そんな嬉しいことはありません。

もしそんな私の想いに同意してくださるのなら、ブログを読んだときに、人気ブログランキングのところをクリックして、応援投票していただけますか?

いつも、読んでくれているといいな、喜んでくれると嬉しいな、と思いながら書いていますが、イマイチ皆さんからのお声が届かないと、なんか本当にこれってやる意味あるかな?とか、ちょっと気落ちしてしまうものなんです。

だから、もしよかったら、どうぞ私のブログを読んだときに、積極的にコメントしてください。そして、応援投票のクリックを押してください。

そうすると、私もますますやる気がでるっていうものです。 更新の励みになりますので。 どうぞよろしくお願いします。

新しくブックマークをお願いします。

http://elliegrace.seesaa.net/

それでは、皆様、また来月まで、ごきげんよう。

皆さん、私にメールくださいね。励みになりますので。よろしく! お知らせ

☆ 今月号のニュースレターはいかがでしたでしょうか。ご意見、ご感想、ご要望をお待ちしております。今後の発行の参考にさせていただきますので、ぜひお声を寄せてください。

☆ 12/19/03号からNYジャピオンにフラワースクールの広告を載せ始めました。現在は、毎月の第2と第4週目のNYジャピオンに広告掲載しています。

☆ 2003年の6月にEllieのアレンジメント教室、Ellie’s New York Floral Designを開校しました。月に1回の「季節の花」を活けるクラスも新設しました。初心者からプロになりたい方まで指導する教室です。現在は、マンハッタンの新スペースにて、金曜の午前と午後クラス、木曜の夜クラスも併せて開校しました。ご興味のある方は、こちらからどうぞ。

《発行人》Ellie  Grace Toda
《発行元》Ellie's  New York, Inc.
《ホームページ》 http://www.elliesny.com
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         Ellie Grace Toda
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