[ October - 2005 ]
---------- 目 次 ----------
ごあいさつ
今月のお花つれづれ
〜【アメリカにおける花事情】〜
Ellie の10月のアレンジメント
〜【オータムカラーのバスケット】〜
Ellieのつれづれ日記 - 今月の思い出話
〜【人生にツキを呼ぶ言葉の巻】〜
編集後記
お知らせ

ごあいさつ

アメリカの大イベントの一つに、ハローウィーンがあります。シンボルはオレンジのかぼちゃと黒いマントの魔女やおばけたち。お祭りと言っては、なんか変ですね。お遊び、と言ってもいいんじゃないかしら・・・、と思いますが。

日本でも、真似してハローウィーンのなんとやらがはやっているようで、かぼちゃのプリンやケーキや飾りつけやアレンジメントなど、ここ何年かは見かけるようになってきましたよね。以前なら、考えられませんでしたが。

子供たちは、仮装する衣装の選定?に忙しそう。今年も着物を着るとか。ふーん、頑張ったら、と私は傍観者です。傍で、やれ、げたが要るとか、ぞうりだとか・・・なんか騒いでいますが、季節の盛り上がりだから、しょうがありませんね。

そうそう、ピンポンと来る子供たちにキャンディを用意しなくては・・・。

https://adwords.google.co.jp

今月のお花つれづれ

【アメリカにおける花事情】

アメリカで消費される花のほとんどは輸入にたよっていたのですが、ここ4年ほどで、かなりの量産がアメリカ本土で行われるようになった、との報告書を読みました。

今までも、そして今でも、一番の輸入国は、南米のコロンビア。ついで、エクアドル。私がいつも仕入れる先にも、そのようなBoxをよく見かけます。

ところが、2000年から2004年にかけての4年間で、かなりの輸送費が値上がりし、花業界にとっても大きな負担となることから、アメリカ本土での花栽培が推進されていました。そして、今では、かなりの量がカリフォルニアとフロリダで栽培され、全米に出荷されるようになったとか。

アメリカでの栽培の代表的なものといったら、何の花でしょうか?

一番から、バラ、ゆり、グラジオラス、チューリップ、そして、アイリス(あやめ)の順だそうです。そして、ここ4年ほどは、それにガーベラが入ってきて、今ではかなりの人気の花になっています。

これらの花の栽培は、少なくとも27%から多くは86%も増加したそうで、これを聞くと、少しほっとしたような気がしました。

最近のガソリン、輸送費の高騰で、毎年徐々に花の値段が上がっているから、このままでいくと、花は超高級品になってしまう懸念があります。もちろん、今でも高級品のカテゴリーに入りますが、手軽に庶民が手にするには及ばなくなったら、私もクラスを持ちにくくなるのかな・・・なんて心配なんかもしたりして。

ここ1年ほどで、一般庶民の花の消費金額は、一戸あたりにして、$9.18から$10に、8.9%も上昇したそうです。この上昇傾向は続くにしても、花の値段がそれ以上にあがったら、みんなが花ばなれをおこしちゃうよー、とつい叫びそうになります。

先日も、大型ハリケーン、ウィルマがフロリダを襲ったばかり。そのときは、やはり花の仕入れ先もスカスカでした。仕入れに行って、花の数や種類が限られてくると、花あわせにとても苦労します。思った花が手に入らない、という状況。かなり、寂しいです。

うーん、アメリカのお花たち、ぜひ頑張ってねー、としか言えませんね。今のところ。そして、もうハリケーンはアメリカに来ませんように、と祈るばかりです。一日も早い復興をお祈りしています。

Ellie の10月のアレンジメント

【オータムカラーのバスケット】

秋になると、バスケットアレンジがしたくなります。秋の花の特徴的な菊やすすきの穂などが、どんどんでまわるからでしょうか。自然調のアレンジがぴったりです。

秋色のオータムカラーの色合いの特徴は、オレンジ、黄色、茶色、深いグリーン、赤の実、など。こっくりした色合いが落ち着きを与えます。

大きなひまわりとすすきを活けて見ました。ぶどうやりんごなどの果物との相性もよいです。赤い実の枝ものがかわいいでしょう?

イメージを見る


Ellieのつれづれ日記− 今月の思い出話

【人生にツキを呼ぶ言葉】

私は、2ヶ月に1度ほど、足をもんでヒーリングをしてくれるミカさんという人のところに通っています。勝手に名づけて“足もみのミカさん”。足の指先から始まって、足全体、背中、肩、頭と順にマッサージしてくれます。

ミカさんの足もみは、はっきりいって、痛い!いつも、痛くてじっとできないほどなのに、もんでもらった後は、超すっきりだから、頑張って行っています。足の反射区に反応して、体のあちこちの痛み、ゆがみがわかります。

もんでもらった後は、足はもちろん全身がぽかぽかになり、つまり血行がよくなるのでしょうか、とても体が軽くなります。

しかし、“足もみのミカさん”に痛くても通うのは、そのためだけではありません。彼女は、もむ人のエネルギーを敏感に読み取る力があるため、その時のおかれている状況がわかるようで、それにあわせたアドバイスをくれるのです。そのアドバイスが、感心なことにいつもタイムリーで、納得なので、もんでもらっている間中の足の痛みをなんとか我慢することができるのです。

しかし、もんでもらい始めるといつも「あー、やっぱりこなきゃよかった。痛いよー。」と、思うのですが・・・。変なの。

さて、今回は、先月号で勧めた本、カレン・キングストンの「ガタクタと風水の本」(先月号を読んでみてください)を読んで、感激したとのことを、会って一番に言われました。そういえば、お部屋がいつもよりすっきりしているわ・・・。

「かなり片付けたけど、これから今の荷物の半分にするつもり」とのこと。私から見れば、「もうこれ以上どこを片付けるの?」っていうくらい、すっきりしているのに、これは、すごい。

「エリーさん、ガタクタの本ともう一つ、実践したことがあるの。そしたら、この1ヶ月、どんどんツキを呼び込んで、あらゆることがズ、ズーッと前進したのよ。これはすごいよ。」

「えーっ、なにそれ?」

「どんどんツキを呼ぶ言葉があるのよ。それは何かわかりますか?」





「それは、“ありがとう”の言葉。この言葉の響き自体に、いわゆる祈りみたいなものが秘められていて、どんどん、“ありがとう”と言われる状況を作り出していくの。」

「それは、私も以前どこかで聞いたことがあるけど、本当なの?」

「本当よ。その不思議なことを書いた小冊子があって、それを読んだら即実行したの。ダンナさんも普段はそんなもの・・・とバカにする人だけど、今回は読む気になって、真剣に読んでみたのね。そしたら、超納得して、すぐ実践して、それから、彼にもツイテルことがどんどん起きるようになって、それはすごいわよ。」

「えーっ、そんな言うだけでそんなにいいことが起こるなんて、考えられないようなことだけど・・・、やってみる価値はありそうよね。ウン、わかった。私やってみる!」

と、いきなり“ありがとう”言葉の現象に半信半疑ながらも感激して、「やってみる!」宣言をした私。要は、「考え方次第」ということでしょう。

それと、もう一つ、大事な言葉があります。それは、“ツイテル”という言葉。 “ありがとう”と“ツイテル”で、人生を大きく切り開き、世界に名だたる活躍をした人がいます。それは、松下幸之助、だそうです。

彼は、ありとあらゆることに対して、“ありがとう”と“ツイテル”だったそうです。家が貧しくて学校にも行けず、話すのも苦手な彼は、こう言っていたそうな。「自分には学問がないから、知識のある人にどんどん聞いた。そして、自分ができないことをどんどん人に任せて助けてもらった。私ほど、ツイテル人はいない、と思う。ありがたい、ことだ。」と。

こんな話を足もみ中、ずっと、約1時間ほど聞かされましたから、私も「もうやってみるしかありません、」まできました。ミカさんから「私にだまされたと思って、やってみて!!」とまで、言われたら、「よーし」とやる気になります。

すべて自分の周りに起こることは、自分の心の現われだそうです。自分が不安に思っていると、あらゆる状況において、心に正直に、つまり「不安」に思う状態を見せ付けられてしまう。「ほら、これも不安に思うでしょ?ほら、これも・・・」と自分では全く思っていないことをどんどん証明されてしまう現象が起きるのです。「あ、お金を落とした。突然パンクした。」などなど・・・。まぁ、なんて怖いんでしょう・・・。

だから、反対に、心の状態を“ありがとう”と“ツイテル”状態にすると、そういう現象を常に呼び込むことになるそうです。ミカさん曰く、「体中の全身の細胞を“ありがとう”と“ツイテル”にする!」のだそうです。そうすると、当たり前のように、“ありがとう”と“ツイテル”の状態が出てくる、と。

「そうか!ミカさん、ありがとう!!」これは、ちょっとした修行がいるかも・・・と思いました。そして、帰る道々、ずーと、“ありがとう”とつぶやきながら帰りました。くせにするしかないな、と思って。

次の日、親しい友人たち女性8人が持ち寄って、パーティをしました。美味しいみんなの手料理とワインを飲みながら、この“ありがとう”と“ツイテル”の話をしたところ・・・。なんと、みんなそれほど驚かないの。やっぱりどこかで聞いたことがあるって。おー、さすがだわ。でも、まだ徹底して実践している人はいない。

おもしろい質問が出ました。
「大嫌いな同僚にいじわるされても、ありがとうなの?」

みんな、
「そうよ、あぁ、私はそうはならないほうがいいよ、って教えてもらって、ありがとう、でしょう。」だって。

なんでも、かんでもありがとう、ありがとう!

12月のクリスマスころにもう一度みんなでパーティをすることになり、それまでみんな実践して、どんなありがとう現象が起きたか、それぞれシェアーすることにしましょー、といって、深夜遅くに解散しました。

さー、私も頑張るぞー。と、ガタクタに片がついたら(いえ、いえ、まだまだですが、前よりずーっとよい状態になったということ)今度は、「ありがとう!」だー、と簡単に?燃える私でした。

ふっと、思うと、私って、いつも何かに燃えている状態が好きなのかも。これが、お金をかけないで、しかも幸せに繋がることだから、いいですよね。「あぁ、ありがたい、ありがたい、感謝です。」

そして、これを我が家にどう取り入れるか!

最近は、長男の大学卒業、就職もしくは大学院進学について、それに次男の大学進学問題で、かなり頭が痛い状況です。私の心の不安を、なんとか、「ありがとう!」で乗り切ろう、と心に決めたのでした。

編集後記

10月は、オータム・イン・ニューヨーク。色どり豊かな楽しい季節になりましたが、まだまだおだやかな日々が続いています。

そろそろインフルエンザの季節もやってきます。私はもう予防注射を済ませましたよー。これで、今年の冬も元気いっぱい、大丈夫です。

それでは、皆様、また来月まで、ごきげんよう。

皆さん、私にメールくださいね。励みになりますので。よろしく!

お知らせ

☆ 今月号のニュースレターはいかがでしたでしょうか。ご意見、ご感想、ご要望をお待ちしております。今後の発行の参考にさせていただきますので、ぜひお声を寄せてください。

☆ 12/19/03号からNYジャピオンにフラワースクールの広告を載せ始めました。現在は、毎月の第2と第4週目のNYジャピオンに広告掲載しています。

☆ 2003年の6月にEllieのアレンジメント教室、Ellie’s New York Floral Designを開校しました。月に1回の「季節の花」を活けるクラスも新設しました。初心者からプロになりたい方まで指導する教室です。現在は、マンハッタンの新スペースにて、金曜の午前と午後クラス、木曜の夜クラスも併せて開校しました。ご興味のある方は、こちらからどうぞ。

《発行人》Ellie Grace Toda
《発行元》Ellie's New York Inc.
《ホームページ》http://elliesny.com 日本語のページ
《お問い合わせ》flower@elliesny.com

ご意見、ご感想はこちらにお寄せください。

当ニュースレターの無断転載、無断複製はご遠慮ください。
どうぞお友達にご紹介ください。
Copyright(C) 2005 Ellie's New York Inc., All Rights Reserved

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
        Ellie Grace Toda
Ellie's New York Floral Design
www.elliesny.com/flowerschool
      flower@elliesny.com
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆